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シカゴブルズへの移籍が決まったウェイド。自分もそうなんですが、ウェイドの新人時代からNBAを見ている人にとっては中々の衝撃的なニュースだったと思います。

ここで、当時の画像・動画も含めながらウェイドのヒートでのキャリアを振り返ってみます。特に、最近NBAを見始めたという方にマイアミヒートのウェイドの偉大さを知ってもらえれば幸いです。

 
  • ルーキーイヤーで一気に注目を集める
  • シャキール・オニールとのコンビ結成
  • キャリア3年目での初優勝
  • チーム低迷期
  • 衝撃の”KING 3”結成
  • 2連覇
  • レブロンの移籍で再びウェイドのチームへ
  • ヒートでのラストシーズン 

ルーキーイヤーで一気に注目を集める

ウェイドは2003年にドラフト5位指名でヒートに入団しました。

この2003年のドラフトは、マイケルジョーダンやアキームオラジュワンが指名された1984年、そしてアイバーソン、コービー、ナッシュらが指名された1996年に並んでの名選手の豊作年だったといわれています。

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同期にはレブロン、カーメロ、ボッシュがいる中で、実はウェイドはそれほど注目された選手というわけではありませんでした。最初は。

それでも、球団社長のパット・ライリーはデビュー前からウェイドのポテンシャルを見抜いていたそうで、これがヒートがウェイドを指名する理由となりました。

ライリーの采配は正しく、シーズンが開幕してからウェイドの評価はウナギのぼり。チームのプレーオフ進出にも大きく貢献しました。また、このシーズンではウェイドはPGとしてプレーしていました。

 

こちらはルーキーイヤーでのプレーオフ・ファーストラウンド第5ゲームのハイライト動画。相手はまだ本拠地移動前のニューオーリンズ・ホーネッツ。


2004.04.30 ECQF G5 Heat vs Hornets Dwyane Wade Highlights, Fresh & Lightling

ルーキーイヤーとは思えない完成度の高いプレーが続いています。ウェイドは体幹がしっかりしていて軸がぶれないから見ていて安心感があるんですね。

かなりアグレッシブに攻めていますが、「無鉄砲な若者」という感じはないですよね。昨シーズン(2015-16)でも随所でみせた試合終盤でのクラッチ力もこの時からすでに備わっています。

1年目のレギュラーシーズンでの平均スタッツは16.2得点、4.5アシスト、4.0リバウンド。プレーオフでは、18得点、5.6アシスト、4.0リバウンド。

オールラウンドな活躍をしたことがわかる数字です。

 

シャキール・オニールとのコンビ結成

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2004‐05シーズンの開幕前にヒートは当時のリーグ最強センターであったシャキール・オニールを獲得。ウェイドとのダイナミックデュオを形成しました。前評判通り快進撃を続け、59勝23敗というカンファレンス1位の好成績でシーズンを終えます。

しかし、プレーオフではディフェンディングチャンピオンのピストンズに3勝4敗という接戦の末に敗れます。このシリーズではウェイドが怪我をするというツキの悪さもありました。

当時のピストンズはディフェンスに関するNBA記録をいくつか更新したりするほどの鉄壁の守りを誇っていたチーム。ヒートの選手が攻めに苦戦する場面が目立ちました。

しかし、ウェイドだけは違いました。ピストンズのディフェンスをものともせずに得点を重ねていく姿はめちゃくちゃかっこよかった。ピストンズ包囲網を巧みなハンドリングと圧倒的なスピードでかわしていく姿はまさに”FLASH”でした。


Throwback: Dwyane Wade 2005 Playoffs ECF Highlights vs Detroit Pistons

このシーズンではプレー以外の部分でも、シャックと良好な関係を築けていることも評価されていました。そもそもシャックが前所属チームのレイカーズを去ることになったのは、不仲を噂されていたコービーが、レイカーズフロント陣にシャックの退団を要求したからと言われています。

コービーはうまく付き合うことができなかったシャックと、NBA2年目の若いウェイドは良好な関係を築けた、ということをフィーチャーするニュースを当時よく見かけた覚えがあります。ちなみに”FLASH”というニックネームの名付け親はシャックです。

この年のレギュラーシーズンでのスタッツは、24.1得点、6.8アシスト、5.2リバウンド。プレーオフでは27.4得点、6.6アシスト、5.7リバウンド。

前年度からの成長が見られるスタッツです。

 

キャリア3年目での初優勝

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 前年の悔しさを抱いて挑んだ2005‐06シーズン。

開幕前にはゲイリー・ペイトン、アントワン・ウォーカー、ジェイソン・ウィリアムス、ジェイムズ・ポージーといった豪華キャストを集めたことが大きな話題になりました。

ウェイド自身も27.2得点、6.7アシスト、5.7リバウンドというMVP級の活躍でレギュラーシーズンを終えます。

カンファレンス2位の成績で挑んだプレーオフ。カンファレンスファイナルでは2年連続でデトロイト・ピストンズとの対戦となりましたが、このシリーズを4勝2敗とし、見事前年のリベンジを果たしました。

ウェイド初のNBA FINALの舞台ではダラスマーベリックスと対戦。最初の2戦で敗れながらもその後4連勝し、ウェイドはキャリア3年目にしてチャンピオンリングを手にしました。


Throwback: Dwyane Wade 2006 Finals MVP Full Highlights vs Mavericks

ウェイドはこのシリーズで平均34.7得点という数字を残してFINAL MVPを受賞しました。豪華キャストがそろっている割には、結局のところウェイドがほとんど全てをこなしていた、という印象でした。

デビュー前までは同期のメンバーに比べて評価が低かったウェイドですが、この時点では間違いなく2003年ドラフト組の中でのベストプレイヤーとされていたと思います。ウェイドが優勝を経験した一方で、レブロンはこの年にやっとプレーオフ初出場という状況でした。

 

チーム低迷期

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初優勝後はしばらくチームが低迷する時期が続きました。

まず優勝した翌年である2006‐07シーズン。優勝セレモニー後の開幕戦ではなんと、66対108という44点差で敗れます。これは前年度チャンピオンの史上最低記録だそうです。セレモニー後のこの敗戦の気まずさと言ったらないですね。

結果としてこれからのチームの低迷期の開始を告げる不吉な試合になりました。プレーオフでもファーストラウンドでシカゴブルズにあっさり敗れてシーズンを終えます。

07‐08シーズンではレギュラーシーズンで17勝65敗という記録的に悪い成績でリーグ最下位に沈みました。シーズン中にシャックもサンズへ移籍。ダイナミックデュオは解体されました。

このシーズンから09‐10シーズンまでプレーオフでは1回戦より先に進めない状況が続きましたが、ウェイド個人としては08‐09シーズンに得点王を初受賞。その年のスタッツは30.2得点、7.5アシスト、5.0リバウンド、2.2スティールという圧巻のものでした。

 

ウェイド以外に年間平均で30得点以上、6アシスト以上、5.0リバウンド以上、2.0スティール以上を同時に達成したのは2015‐16シーズン時点で、フリースローをアンダースローで投じることで有名なリックバリー、マイケルジョーダン、そしてステファン・カリーの3人しかいません。

2009-10シーズンのプレーオフでは33.2得点、6.8アシスト、5.6リバウンド、FG56%を記録。

個人成績から考えると、この2008~2010シーズンあたりがウェイドの絶頂期だったと言えるかもしれません。 

 

衝撃の”KING 3”結成

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2010‐11シーズン前、ヒートはラプターズから同期のクリス・ボッシュを獲得。一気に優勝が狙えるチームとなりました。

しかしチーム補強はこれで終わらず。

キャバリアーズからFAとなり去就が注目されていた同じく同期のレブロン・ジェームズがヒート入り。メンツの豪華さから”BIG 3”を超えて”KING 3”と評され、大きな話題を集めるチームとなりました。

もはや「優勝を狙えるチーム」ではなく、「優勝しか許されないチーム」になった感がありました。 

 

しかし開幕から思わぬ苦戦を強いられ、まさかの9勝8敗スタート。その後選手のみで緊急ミーティングを開いたようで、最終的には58勝24敗というカンファレンス2位のまずまずの成績でレギュラーシーズンを終えます。

プレーオフでは順当に勝ち進んでいきましたが、ダラスマーベリックスにFINALで敗れます。

ウェイド、レブロン、ボッシュはこのシリーズ中期待通りの活躍をすることができませんでした。これだけのメンバーを揃えながらも優勝できなかったこともあり、大きな批判を浴びることになってしまいました。

当時のヒートはシーズンを通してNBAファンからして完全な「悪役」に回ってしまった感がありました。逆に、この状況で優勝をしたとしてウェイドたちは幸せなのかな?と思った記憶があります。

それでも、レブロンとウェイドが同じコートに立っていることにはワクワクさせられました。


Wade & Lebron amazing dunk show vs Mavericks (2011 NBA Finals GM2)

ウェイドのプレーオフでのスタッツは24.5得点、4.4アシスト、7.1リバウンド。

決して悪い数字ではないですが、レブロンとボッシュが加わったことでボールの独占率が減り、明らかに数字が落ちました。

これだけ自分の「個の力」を抑えててまで勝利に貢献しようとしているのだから、もう優勝するしかない!という感じでしたね。

2連覇

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 ”KING 3”がそれぞれの役割を理解し、より団結力が深まったことで2011‐12~2012‐13シーズンまで2連覇を達成します。

ファイナルMVPは2度ともレブロンで、ウェイドの13‐14シーズンのプレーオフでのスタッツが15.9得点、4.8アシスト、4.6リバウンドということからもわかるように、完全にヒートはレブロンのチームになっていました。

ただ、ウェイドが主役をレブロンに譲り、脇役を自分から引き受けたからこその優勝という結果だと思います。

 

断続的ではありますがに30得点越えの試合もあり、まだまだ衰えてはいないということも証明していました。


Dwyane Wade Full Highlights 2013 Finals G4 at Spurs - Sick Vintage Wade - 32 Pts, 6 Stls!

レブロンの移籍で再びウェイドのチームへ

3連覇をめざして挑んだ2013‐14シーズンですが、FINALで2年連続の顔合わせになったスパーズに屈し、優勝は叶いませんでした。

レブロンはシーズン後にキャバリアーズへ帰還し、”KING 3”は解体。ウェイドとのコンビはもう見れなくなってしまいました。


LeBron James: Top 10 Alley Oop Dunks from Wade

 

そしてウェイドとボッシュ体制となって迎えた2014‐15シーズン。

前評判では、レブロンがいなくなってもヒートは優勝争いができるチームであるという考えが多数でしたが、チームはシーズン序盤から苦戦。

 

ウェイドとボッシュの故障が重なったこともあり、プレーオフ進出すらも逃してしまいます。ウェイドにとってはキャリア二度目となるプレーオフ不進出のシーズンでした。


Dwyane Wade Offense Highlights Montage 2014/2015 (Part 1)

一つ一つの動きの美しさは健在ですが、昔ほどの爆発力がないという印象を受けます。

ヒートでのラストシーズン 

そして2015‐16シーズン。まだ記憶に新しいシーズンです。

シーズン中にボッシュが肺血栓により離脱し苦しい状況となりましたが,ウェイドの奮闘もありカンファレンス3位でプレーオフに進出。

プレーオフではウェイドの全盛期ばりの活躍が目立ちましたね。まだまだウェイドもやれる!とファンに思わせてくれる活躍だったと思います。

敗れはしたものの、ラプターズのセミファイナルでのウェイドはかなり熱かった。

昨シーズンのウェイドのプレイで一番好きなのがこのラプターズ戦でのプットバックダンクです。


Dwyane Wade Monster Put Back Dunk

ウェイドのプレーにはいちいち華があります。

レブロンもプレーオフでのウェイドの活躍を喜んでいるコメントをしていました。できれば元チームメイト対決となるヒートとキャバリアーズのカンファレンスファイナルが見たかったですね。

なんにせよ、昨シーズンのウェイドの活躍は来シーズン以降のウェイドのパフォーマンスを期待させてくれるものになったと思います。

 

当然来シーズンもヒートのユニフォームを着ると思っていたウェイドの突然の移籍。

 

ショックでもありますが、ブルズでのウェイドの活躍をファンとして応援したいと思います。

 

 

以上、まるでウェイドが引退するかのような雰囲気にもしてしまいましたが、まだまだウェイドのキャリアは続きます。

ウェイドのブルズでのパフォーマンスに期待します!!